2013年05月30日

【あの人2】K・A君

 彼は転校生だった。
小学校の何年生の時に転校してきたのかは知らないが、他の学校に転校していったのは5年生になる時だったと思う。 確か彼の父親が気象庁関係の仕事をしていた関係で、ずいぶんと学校を転校したと聞いた。
でも、俺は彼とはずいぶんと仲良く、俺の家から少し離れたところのアパートに住んでいたのだが、何度か遊びに行った記憶がある。
彼は頭がよかったんじゃないかと今でも思い出すことがある。
算数での四角形を何個か組合わせた図形の面積の計算問題で、彼と俺は度々先生に指名されて黒板に面積の解き方を書いた。俺の解き方はいたって単純に複数ある四角形を個別に計算して、最後に全部合計するというやり方だった。それに比べてかれの計算の仕方は・・・・文にすると難しい・・・どう比べたって彼の解き方の方が合理的でスマートで計算の手間も少なかったのだ。
その時の俺は人前で問題が解けるということで張り切っていたのだが、何年後かにその光景を思い浮かべた時に彼のやり方の方がずっといいのだと気付いた。
今はどこに住んでいるのか身近な友達に聞いても分からない。きっと気象関係の仕事についているのかもしれない。

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
とりす
なかなか納得できる一枚が撮れなくて四苦八苦してるけど、撮りためた写真をブログでもアップ。


月別アーカイブ