2013年10月21日

【あの人22】T・Kさん

 専門学校の時の同級生である。
彼女は福岡出身で歳は俺より一つ下だったはずだ。
いつも微笑んでいるという印象があって、あまりはしゃいでいるという場面は見たことがなかった。無口というのではないけれど、いつも物静かに席に座っているという感じだろうか。
彼女はいつも新潟出身のYさんと一緒にいた。なぜか二人は気が合ったのだろう。1年のときだけ入れる学生寮に二人とも入っていたので、よけいに時間を共有することが多かったのかもしれない。
俺は彼女たちが入っていた寮のある駅の次の駅にアパートを借りていたのだけれども、電車の中で知っている顔を見ることは無かったが、一度だけ学校の帰りに彼女と会ったことがあった。みんながそうするように俺も何となく窓の外を見ていたら、俺を呼ぶ声がしたのでその方を見ると彼女がやっぱり微笑んでいた。まだそんなに遅い時間、寮の門限という時間じゃなかったから彼女を誘ってお茶でも飲んだら良かったなぁと思ったのは、ついさっきのことである。
クラスの中には仲良し同士のいくつかのグループが出来ていたが、彼女はいつもクラスの中心的存在のグループの中にいた。もっともクラスの数少ない女の子達は例外なくそのグループにいたのだが。そんな訳で彼女と飲みに行ったとかデートしたということは無かった。そういえばそのグループの中に彼氏ができたのは2年生になってからだっただろうか。
彼女は大手機械メーカーの電算室に就職が決まっていることを卒業間際に知ったのだが、真面目にコツコツと勉強したんだと感心した。もうそこで働いているとは思えないが幸せな結婚ができただろうか・・・・。


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とりす
なかなか納得できる一枚が撮れなくて四苦八苦してるけど、撮りためた写真をブログでもアップ。


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