2014年04月16日

【あの人30】Hさん

 もう今は無いスナックのマスターだった人である。
元々は今度一関と合併する千厩の出身だと言う事を聞いたことがある。
俺が高校のころには、これもまた無くなってしまった喫茶店でバイトをしていた。コンクリートのたたきにテーブルと切り株の椅子が置かれていた店では客のリクエストでアルバムを聴かせてもらえた。
その後、独立してこれまた無くなってしまった路地でカウンターだけのスナックを開いた。ここも味があって中々いい感じの店だったんだが。
俺が社会人になって一関に戻ってきた頃には地主町の飲み屋が入ったモール街に、満員になれば30人ぐらいは詰め込める程のスナックを開いていた。
その頃には結婚して女の子もいた。多分子供はその女の子だけだったと思う。ちなみに奥さんも娘さんも美人である。(笑)
俺が波乗りを始めるきっかけを作ってくれた店でありマスターであった。
あの店は何年続いたんだろう。その後、店は傾き奥さんの実家の八王子へ引っ越していって、ホテルマンになった。
彼もまたサーファーだったので、湘南方面へ波乗りに出かけていっていたらしい。お盆に帰省した時はボードを持ってきていて、いつも行くポイントで会う事ができた。薄もやの立ちこめた波の間から「おう、久しぶり」と声をかけられる。メガネを外した俺には誰だか分からないのだが、グーフィーで独特のテイクオフが彼の姿を思い出させてくれる。
俺の部署が変ってお盆に波乗りに行くことができなくなってからは、会う事も無くなってしまった。友達からも彼が海に来ていたという話しも聞かなくなってしまった。
もうこっちのポイントには現れないのかもしれない。ひょっとしたら陸に上がってしまったのかもしれない。「Small Town Talk」って、どういう意味なんだろう。


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とりす
なかなか納得できる一枚が撮れなくて四苦八苦してるけど、撮りためた写真をブログでもアップ。


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