2019年06月05日

【ワープロ:その2。】

黒のバックに緑色の文字が浮かぶ、今までには見たことが無いような機械。そう、ワープロであった。
あっ、自分はコンピューター系の専門学校を卒業しているので、当然そういう種類の機械は目にしていたし使ってもいたから、「今までに見たことが無い」って言うのは嘘になるか。多分、シャープのワープロだったと思う。
でも、日本語文字を表示してるのは国鉄のみどりの窓口の操作卓ぐらいでしか見たことが無かった。
事務員さんに聞いてみると、文具屋さんが売り込みのために置いていったのだという。
当分は無料だが、正式に導入するならば料金が発生するという。
いったいいくらのリース料だったのだろう。
一通りの説明を聞き、マニュアルを参考にしながら電源を入れてみた。
確かフロッピーのような記憶装置は無かった。ましてや現在のようなUSBへちょっと保存なんていうことは、その機械ではできなかった。
自分はそれまで英文のタイプライターを遊び程度に使っていたので、キーボードから入力するということに関しては慣れていたしアレルギーも無かった。このキーボードで入力することにアレルギーを持つと、PCの操作までかなり苦労していた先輩がいたから、それはそれで大変だったのだろう。ちなみに使っていたタイプライターはオリベッティではなくブラザーだった。(笑)
キーボード入力ではローマ字入力を選択する。当然のことながら今でもタッチタイプでローマ字入力する。
本職の文章打ち屋さんは日本語入力のほうがタイプする数が半分になるので、当然そちらのほうが早いということを聞いたが、51文字も配列を覚えていられない。(汗)
日本発のワープロの値段は600万円だったそうだから、今になって思えば、そのワープロの値段も百万単位だったかも知れない。
そのワープロでは残念ながら報告書を書くことができずに、もっぱら自分のおもちゃになっていた。
新聞や本の文章を面白く入力しては、その場で印字していた。
そして、お試し期間が終わった1ヵ月後に静かに去っていった。


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とりす
なかなか納得できる一枚が撮れなくて四苦八苦してるけど、撮りためた写真をブログでもアップ。


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